アメリカでは入学時に専攻を決めなければならないということはありません。
1、2年の間は一般教養といってサイエンス系〜アート系まで、幅広い科目を取っていきます。
ですが、コミカレ(コミュニティカレッジ)から4年制大学に編入を目指しているのであれば、2学期目までには決めるのが無難です。
なぜなら、専攻を迷えば迷うほどお金と時間がかかります。
カリフォルニア州ではコミカレ(コミュニティカレッジ)→カリフォルニア大学、カリフォルニア州立大学の編入の際、スムーズに単位変換が出来るIGETC(Intersegmental General Education Transfer Curriculum)というシステムがあります。
つまり、編入するまでに取る科目はIGETC + 自分の専攻の基礎知識(requirementと呼ばれる)の科目 + 単位移行可能な科目
これらを合わせて60単位必要です。
ではなぜ、”専攻を迷えば迷うほどお金と時間がかかります。” になるのでしょうか?
自分の専攻の科目がIGETCと被っている場合があります。その場合、自分の専攻を決めずにいると取らなくてもいい科目を取る事になります。
例として、
IGETCにArea4というSocial and behavioral scienceという分野があります。その中から3科目は取らなければなりません。
専攻が経済学とします。
経済学はArea4に入り、Area4には経済学のrequirementが2つ入っています。そのため、このエリアからはあと1科目だけ取ればいいのです。
ですが、もし専攻を決めないまま先にこのエリアから3科目すでに取ってしまい、後から経済学にしよう!と思ったら
余計お金がかかってしまいます。
この60単位は基本的には2年間でおさめられます。
ですが、専攻が理系の場合(コンピューターサイエンスやバイオロジー)、編入の際のrequirementが多くすべて取り終えるまで3年はかかります。
どうしても行きたい大学のあまり人気でない、自分のやりたい専攻と近いものを取り編入、後々専攻を変えるとい方法もあります。
この方法はあまりオススメできません。
なぜなら、UCLAの場合、Economics, Biology, Communication, Psychology…など、人気のある専攻には変更することができないのです!
これは大学によりけりですが、変えれなかった場合を考えましょう。